教え1『ドン・ファンの教え』序文(1/3)

~前説~

 『ドン・ファンの教え』の序文で、カルロスは師のドン・ファンとの出会いをごくあっさりと「UCLAの文化人類学の授業の一環で知り合った」と書いてあります。

ここでは、後に明らかになる情報を少しだけ加えてから本編の「序文」に進みたいと思います。

  • ペルー人留学生カルロス・カスタネダはLACC(ロサンゼルスシティカレッジ)で準学士号を取得した後、UCLAの文化人類学部に転入しました。
  • サブカルチャーに興味があったカルロスはアメリカの幻覚性植物について民族植物学の研究を行っていました。
  • 課題論文の条件で、実際にインディアンの情報提供者を見つけた者は成績Aを受け取れることになっていました。
  • カルロスは、インディアンのシャーマンを知っているという友人を通じてドン・ファンと出会うことができました。

(初出:2023年5月21日「『ドン・ファンの教え』序文(0)」)