※初出時に頂いたコメントに関して末尾に追記を記しました。
ロスで1年間過ごしてきて、バークレーの家を手放すことにした。
カルロスはTaishaを引越しの手伝いに寄越した。
Bob、Jeannie、Bill(彼らもセミナーに参加したことがある)とあと二人の一般の友人も手伝いにきてくれた。
父の本の処分をちゃんとやるかどうか(Taishaに)見張られた。
高価な品々の処分も辛かったが売り払うよりも友人にあげることにした。
小銭はカルロスの教えで幸運の証ということで集めた。
タイシャが自分の本に記していない「intent(意図)」についての話と瞑想のやりかたが書かれていますが割愛します。
※末尾の追記をご覧ください。
引っ越し作業の二日目、Taishaが驚くべき秘密を渡しに話してくれた。
Taishaの伝説の一つ、彼女が子供の頃の話だ。
「彼女の両親が彼女にしたエピソード」ということでTaishaが母親の顔を殴ってひっぱったいた話をワークショップで何度もカルロスから、ある時はTaishaに話をさせた。
カルロスは、Taishaは、Florindaの道は異なると話した。
Taishaは、10年間、家族との絆を絶った後、再び現れて献身的な娘として過ごした。
カルロスは、彼女の「消失」について愉快な仕掛けを作り上げた。
それは、彼女が日本の大金持ちと結婚したが、彼が独占欲が強いので家族との連絡を絶ったのだという話だった。
彼女は三船敏郎の写真と自分の写真でコラージュを作って家族に送った。
10年後、家族との交流が戻って実家に行ったらその写真が額に飾られていたというのだ。
カルロスは聴衆に話した。「Taishaは、彼女の母親を叩いたとき非常に怒っていた。Florindaのやりかたの方がいいだろう~彼女は家族をあやした(baby)のだから」
荷物を箱に詰めながら、Taishaが涙ながらに告白した。
「カルロスが私に母を叩かせたのよ」
言葉がでなかった。表情を変えずにいるのがむずかしかった。
まさか、彼女が命令されて演じていたとは一瞬も疑っていなかった。
Taishaは、私の友達を気に入ってくれて、彼らを無料セミナーに招待してくれた。
(JannieとBobは本気で仲間に入ろうと考えたことがある。Billは家庭があった。BobはTaishaの勧めで学位をそのままとることにした)
※家の管理人の話と管理人の本の話、自分の場所の話、滝を見てTaishaに抱きしめられたエピソードなどがありますが割愛します。
ロスのアパートにMuniがきて、まだ物がたくさんあると言った。
Flroindaが衣類を「切り」に手伝いにきて、私の潔さをほめてくれた。
(初出:2017年2月18日)
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※追記(2017年2月18日)
コメントでご質問いただいた「瞑想」の部分を訳しました。
ただし、あまりにもありきたりの内容なのでガッカリしないでください。
TaishaとAmyの二人が引っ越しの片づけでシャンペングラスなどを磨いてる場面です。
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私たちがボトルを磨いているときTaishaが話した。「彼ら(ドン・ファンたち)が教えてくれた瞑想法があるの。誰にも教えたことはないけど。願い事を実現するための瞑想よ。あなたが欲していることを想像して、あなたの七つのチャクラに描くようにするの。そしてあなたの願い事をチャクラに対して歌うの――こんな風に」
彼女が歌声で唱え始めた。「私は美しい花園が欲しい・・・」とか「私の投資が倍増するように・・・」(Amy 255)
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追記の追記(2023年12月30日)
Taishaの瞑想法は、上記でも「ありきたり」と書いたように「思考は現実化」するというジョセフ・マーフィーなどに代表される典型的な自己啓発系スピリチュアルな考え方によるものです。コロナ禍で陰謀論に自己洗脳した友人も言い出していました。
思考には、現実化するものとしないもの二種類があります。
前者は、自分で実行すれば現実化できる内容のものです。
例えば、「ある人と別れる」。
後者は例えば「がんは治る」などのように自分の願いだけでは現実化できないものです。ただし、このタイプの「願い」でも現実化する場合があります。それは自分の「願い」のおかげではなくて、きちんと医者にかかるなどそれに向けた活動をしていた場合に時に現実化することがあります。