Amyとthe Blue Scout (Claude)の出会いの続きです。
少女は、いろいろな名前で呼ばれていたが親しい間ではClaudeと呼ばれていた。
キャロルも”力の名前”を別に持っていて冒険活劇のように私に伝えられた。
彼女(キャロル)の名前は”Muni Alexander”だった。
しょっちゅう聞かされた内容が変わっていたが、彼女はドン・ファンと仲間たち(あるいは主にリトル・フロリンダ)によって育てられた。はたまた孤児院で育てられていたがカルロスが取り戻したとも聞いた。
上記のリトル・フロリンダは、フロリンダ・ドナーのことです。ビッグ・フロリンダは、カスタネダの著作やタイシャ・エイブラーの著書に登場する大先輩の、おそらく架空の存在です。
キャロル/ムニは、「The Death Defier」を身体のなかに住まわせたままカルロスの看病をした。(簡略)
カルロスはこうした話を隠喩ではなく事実として話した。私もClaude(青い偵察)が超越した生き物であると信じるようになった。もともと神秘的な話が好きだったのとカルロスが繰り返し言うからだ。
お人よしですが、カルトへの傾倒というのはこのような具合で進んでいくのでしょう。
カルロスはとにかくクロードと会うことがとても重要だといい募った。

私たちはHamburger Hamletで会った。
超越した未知の生物とハンバーガーショップで会うのが笑えます。
メンバーは、フロリンダ、ムニ、カルロスそしてクロードだった。
その他、ここではClaudeの描写や彼女とのぎこちない会話などが書かれています。
カルロスたちは、Drothyのことを陰で馬鹿にしていた。Drothyはかわいい女の子に目がない、とか「Drothyはカスタネダの婚約者だと思ってる」とか。
(カルロスは自分のことを三人称でよく呼んでいた)
別れ際にClaudeが名刺をくれた
“Nury ‘Claude” Alexander―
Finder
of Things Material
and Immaterial
後でカルロスが電話をくれた。彼は私たちの出会い大喜びしていた。
私が重要なテストに合格したというのだ。
私は当惑した。もしClaudeが本当に超越した存在であったとしても、彼女はえらく感じが悪かったからだ。
「彼女はボーイフレンドいるの?」私は尋ねた。
「まさか!ボーイフレンド?ノーセックス!彼女は男は大嫌いだ!」
(初出:2017年1月5日)