当時、家にコウモリが巣くったので保健所に除去を頼んだことがある。
ちょうどフロリンダが電話をかけてきてカルロスと代わった。
カルロスが悔みを言った「アーヴィングが1年前に亡くなったと聞いて残念だ。そのころTimbuktu(西アフリカのマリ共和国)にいたんだ」
Irving Wallace(1916年3月19日 – 1990年6月29日)の命日は先の通りです。その一年後の電話ですから1990年7月頃ということになります。
コウモリ除去をしているといったらカルロスは、重大な軍事機密を話すかのように「コウモリを外に出しなさい」と言った。
私は笑いながら「あなたはカルロス・カスタネダでしょ?あなたが外に出してよ」と言った。
カルロスは、エイミーにコンタクトしようと思っていた、と言った。
「君はとても重要な役割を担っているんだ。ほかの連中はぜんぜんダメだ。無能なんだ。連中は、ぼくたちが”捕食者”に食べられていることがわからないんだ」(Amy47)
「捕食者」の概念は、カスタネダ末期に登場する発想です。
カルロスは、夢の中でアーヴィングに会った。娘がトラブルにあっているので助けてやってくれと言われた。またアーヴィングの霊がエイミーの母親が住んでいる家に祟っているといった。
怪しんだが、父のことだったので信じてしまった。
二週間後にロスに行くので家で会う約束をしてしまった。
(初出:2016年12月29日)