バークレーに戻るとClaudeから、私なしでは生きていけないといった内容の手紙をもらった。とても気に入られたようだ。プレゼントで私の本を送った。
またロスに行くとき、ほかの魔女たちにもプレゼントを選んだが、Claudeのものは念入りに選んだのであとから届くことになっていた。
フロリンダは(ロスで)お気に入りのレストランTrumpsを昼食会にえらんだ。
フロリンダはこんなことを言っていた「みんな、お店で私たちを見るとアルマーニを着ているって非難するの。もちろん、そんなことないわ、と言うけど――でも、本当は着てるの」
店へいく車の中で音楽の話題から派生して、Claudeを試したくてセックスの話題を持ち出した。クロードに激しいセックスが好き?って聞いた。恥ずかしがって、好きといった。
それを聞いていたブルースカウトは唇をかんで固くなっていた。
昼食の間、フロリンダはセックスの話題をしていた。その話題が好きだったのだ。
そこで私がマスコミ関係者たちの友人たちと開いた裸の男たちにかしずかれる女性専用パーティーについて話しだしたところ、座がいきなり白けた。(この長いくだり省略)
すごい話しますね。男同志はあまりこうした話しませんが。
タイシャが盛り上げようとしてくれた。
気まずい雰囲気をフォローしようと用意していたプレゼントを渡した。ところがクロードは自分のプレゼントが後になると知ったとたん「今ほしい!!」と騒ぎだした。
たった二日まてばいいのに。
数時間後、カルロスから激高した電話があり、みんなにセックスパーティの話をしたことで私を責め立てた。こんなカルロスは初めてだったのでびっくりして泣いてしまった。
フロリンダに相談の電話をしたら、あなたは私たちと色が違って赤い。自分たちには属さないといわれて凍り付いた。
つぎにMuniに電話をした。明日早く飛行機に乗るからと冷たくあしらわれた上、不愉快だ、と言われた。
(Trumpsはしばらくして閉店した。フロリンダに私の黒魔術のせいだと言われた)
(初出:2017年1月6日)