最悪のランチの後、がっくりしてバークリーに戻った。
親友のサリーSally(DorothyとTarinaが講演会で馬鹿にされたAmyの親友)に相談したら啓示を受けたといってアドバイスをくれた。
カルロスに連絡して「さよなら」といって後は相手に任せればよくて、相手に反論せず反論したくなったら笑えばいいといわれた。
彼女のアドバイスに従ったらカルロスが軟化した。
最初カルロスは、君は「赤」だ、われわれ呪術師は「青」い。
われわれが、君を選んだのは間違いだったといった。
仮にそうだとしてもナワールともあろうものが、そんな初歩的な間違いをおかすものだろうか?と思った。
ひどいことを言われても無言でいるとカルロスが軟化してきた。
自分の本をプレゼントしたいといったらお昼を食べようといいだした。
カルロスが言った「これで本題に入れるね」
10年前にフロリンダたちといったシーフードレストランに行った。
オニオンリングを頼んだらタマネギを食べてはだめだ。呪術師は触ることもしない。タマネギはむいてもむいても終わりがない人間の形を想起させるからだ、といった。
私に、きみはもうそれほど赤くないようだ。
自尊心を少し捨てたからだといわれた。
では、私は何色?と聞くと。ピンクだと答えた。
そして「きみは確かに”忍びよる者”の資質をもっている」と言われおどろいた。
というのもフロリンダにあなたは「夢見る者よ」と言われていたからだ。
それを伝えるとカルロスは「フロリンダぜんぜんダメだ。タイシャの次にだめだ」と言った。
(初出:2017年1月9日)