Amy37 真実に抗う者(1/2)

この章は、原題が「The Truth-Defier」となっています。これは、カルロスの著書に出てくる「The Death Defier」(死に抗う者)のもじりになっています。

The Death Defierは、不死身の呪術師のような不気味な存在で、カルロスが創作したキャラクターだと思われます。

初出時には、「キャラクターです」と断定した書き方をしていましたが読者から論拠を尋ねるコメントをいただいたので2017/02/02に「私の私見、解釈です。書き方が独断的で申し訳ありませんでした」と追記したものを上のように修正しました。


私は、ここまで読んだり見てきた材料より、第一巻の『教え』と第二巻『リアリティ』の二冊と、もしかすると第三巻『旅』の一部が実在したドン・ファン(たち)との体験に基づいた内容が盛り込まれていて、四巻目以降の作品は、残念ですがカルロスの創作であると結論づけました。
The Death Defierが架空の存在であるというのは、そんな私の決めつけです。

カルロスは、自分は、参加しないが、私にメキシコのワークショップに参加するようにいった。

自分のファッションでしくじりたくないのでフロリンダに相談したらカジュアルでいいと言われた。
行ってみると、みんながフォーマルで白い眼でみられた。
スーツケースも場違いで浮いていた。

このあたり、完全なイジメですな。

ワークショップが行われたのはカルロスの本では呪術師の魔法の町として知られている(カルロスがドン・ファンとよく会った)Tulaだった。

そんな話ありましたっけ?確かにTulaに寄ったあと、ドン・ファンに会いにいった話はありますが・・・。

以前会ったことがある元モデルのTiffanyという女性がいた。軽薄そうだったが、彼女は注目の的だった。特に、カルロスのエージェントのRick Fostermanが目をつけていた。

Rickは新しい名前をもらっていた。Simon McKrindle。同様に彼の友達のHorowitzもだった。彼は、Guido Manfredだった。

これってタイシャの本に出てくる、犬の名前じゃないですか。

(初出:2017年1月27日)