フロリンダは天気をコントロールできるといっていたがやってみせてくれたことはない。
また、テンセグリティは、閉経を防ぐといっていたが、エストロゲンパッチ(更年期対策の薬)を貼っていたことも知っている。
親や子供のことを言うときに、”my child”とか”my father”というと叱られた。
the childとかthe fatherと言わされた。
またpeopleというとZunaに叱られた。creature(生き物)というのだと。
また夢見のためハンモックやツリーハウスで寝ることを薦めていた。
タイシャ・エイブラーの本に登場してきますな。
Zunaが膝をかくさなければいけないと言っていた。Muniが膝の毛は絶対にのばさないように言った。エネルギーを受けやすいからだそうだ。
カルロスは大晦日に瞑想をするように言った。
カルロスは自分が糖尿病にかかっていて視力が衰えているといった。
原因は、異世界を旅したからだといっていた。
医者は、カルロスが射精しすぎたからだといっていたと冗談を言った。
よく民間療法の先生がいうような、レトリックですね。
最近読んだ、この本がおすすめです。
『腰痛探検家 (集英社文庫) 』(高野秀行 著)
私も心霊療法から鍼治療に至るまで経験がありますが、さまざまな民間療法を著者が彷徨いあるく姿がよく描かれています。
また著名なサイエンス・ライターのサイモン・シンの著作『代替医療解剖』では、ホメオパシーはじめ胡散臭い診療方法を滅多切りにしています。
マスターベーションは禁止されていた。
カルロスがエゴから解放されたと言うまでは禁欲を続けなければいけないと言っていた。
ナワールと魔女たちだけがセックスや「怒る」ことが許されていた。
勝手すぎますね。
普通の怒りと「完全な怒り」とは違うと言っていた。
ある日、カルロスがあまりにも怒って電話を切ることが多いのでこちらから切ってやった。侮辱されたカルロスはクラスでわたしを後ろの席にうつし「エリスが電話を切った!」といい続けた。
怒り方があの元大統領と似てますな。
カルロスがそれでもわたしを追い出さなかったのはなぜだろう?
こうしたエリート主義集団の中にはスケープゴートが必要だから?
それだけの理由ではないと思う不思議な関係だった。
後でわかったのは、カルロスはメンバーの女性たちとのセックスに飽きてしまっていたのだ。
飽きてしまった女性たちはテンセグリティの教師や助手、調達係~より礼儀正しい言い方をすると、自分たちの嫉妬心を克服する訓練だといってカルロスを楽しませてくれる独身の弟子を探してくることだった。
(初出:2017年2月1日)