内輪でShamanic Theatres (シャーマン劇場)という学芸会がよく催された。
(メリッサ・ウォードの話にも出てきますね)
劇の脚本は、カルロスやGuidoそしてたまにTarinaが書いた。
楽しみでもあり不安の種でもあった。開催は不定期で二年越しのときもあった。
私は6回くらい参加したが、一度も演技をしたことはない。
一度、出演させられそうになったがClaudeがAmyに恥をかかせるつもりだからと口添えしてくれてフロリンダが代わりに出た。
Claudeが「第二の注意力」から魔法の食べ物を持ってくるという会は残念ながら逃した。
ある日、GuidoとRamonがオリジナルのショウのプレビューをやった。
カルロスの教えを茶化した内容だった。
最初、カルロスの反応を考えビクビクしていたが、カルロスが大笑いしているので、みんなも爆笑した。
だが、フロリンダだけは凍てついていた。
終わったらカルロスが大喜びして、次回のシアターの最初はこれをやろう!と言った。
家に帰って電話をカルロスに入れた。
予想に反して、カルロスはテンセグリティは神聖なものでそれを茶化すとは何事だと激怒していた。
罰は二週間続いた。
クラスが再編成された。
男の弟子だけのクラスが作られた。
1996年の夏、Guido、Simon、Ridley、Ramon、Buddy、それとメキシコからきたメンバーが、”the Elements”として公の場に登場して新たな活動がはじまった。
私はGuidoのそばにいた。
後にGuidoが、あのときそばにいてくれたのがどれほどうれしかったかといった。
セレモニーで着させられたポリエステルの服は、これまでの呪術修行の中で最悪だったと言った。
宗教には、祭りというものが不可欠なのでしょう。現代に誕生したカルトにとっては、このような行事が古典宗教の祭礼にあたるのではないでしょうか。
(初出:2017年2月5日)