いよいよ本編はラストでして、本日も二章まとめて片付けてしまいます。続く、エピローグと「付録」部分については(相変わらずつたないですが)全訳を掲載します。
■内部爆発
カルロスが亡くなって数か月後、残った弟子たちでパーティーを開いた。
酔ったFifiと奇妙な和解があった。これが彼女を見た最後だった。
Guidoは間柄を修復しようとメールをくれたが、希望を持つことは危険だ。
この本の執筆時に母が心臓発作を起こしたこともあり呪術仲間とも疎遠になった。
個人的には長年のストレスの結果、ひどいPTSDに悩まされるようになっていた。
Guidoが、自分の芝居に招待してくれた。劇場関係者以外で唯一の招待者だといった。彼なりのお詫びの仕方だったのかもしれない。
Fifiがオープニングパーティにいた。芝居の世界に入っていたという。
希望は危険だ。
Fifiが私の薬を盗んでいたことがわかった。プロザックを告げ口したのも彼女だったのだ。彼女をパーティーの外に連れ出してなじった。
GuidoともFifiとも二度と会わなかった。
■呪術的愛の力?
Taishaは、19歳の時に取り込まれた。彼女は自分の幻想的な体験を実際に起きたことと信じていたように思えた。フロリンダは逆にカスタネダの伝説は比喩であってそれ以上のものではないと思っていたように思える。
Muniは複雑だ。ある日は自分が本当に別の世界にいたと信じているようだったが翌日には普通の生活をしていたと認めたりした。
カルロスは、私が15歳のときに私の処女を奪った話を作ってみなの前で話すようにいっていた。
(初出:2017年3月11日)